2度目の忘れられない恋




愛菜さんも事務所に戻っちゃって、静かな病室に戻ってしまった


だんだん眠気が襲ってきて、瞼が落ちそう
でも空さんが来るから……





………






んーーー、良く寝た。

伸びができないって気持ち悪いね笑



それと…何か右手が温かい

ゆっくり目を開け、顔だけ右に向けると



「……空さん…?」


ベットのふちに伏せて眠っている空さん

私の手は点滴の管を避けて空さんに包まれている


空さんだ…

空さん



「…ぅ……」

もう駄目無理、涙を止められない

すすり泣いていたら


「…みおさん、?みおさんどっか痛い苦しい?!」


「大丈夫、です…」

体はどこも痛くない。だけどね、


「みおさん、?」


私の顔を心配そうに覗く

…あぁ、やっぱり空さんだ。


「空さんに、会えて…嬉しいんです。

…ずっと会いたかった」



嬉しいと、胸が張り裂けそうになるなんて知らなかった





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