2度目の忘れられない恋




空さんは頭をワシャワシャ掻きながらうつむいた



「すいません、この体勢で…

一人で起きられなくて」


「いいよいいよ…!

俺、どういう状況か全然把握してないんだけど
どうなってるのか聞いてもいい…?」


あ、そうだよね。

私はお父さんのことからこの事件のことまでを話した


「…骨は折れても治るから良いんですけど、
痣が治らないのが一番辛いですね。笑」


太ももの痣のせいで、水着とかショートパンツが着れない

今回、また治らない痣が出来たらどうしよう…



そんな話を、空さんは泣きそうな顔で聞いてくれた



「…ごめんなさい!暗い話して。

それより…空さん痩せました、?」



顔が前よりほっそりした気が




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