2度目の忘れられない恋
改めてそう言うと、空さんは再び自分の髪をわしゃわしゃとして俯いた
「…本気?」
「本気ですよ!空さんこそ信じて……
…ゲッホケホッ痛っ…」
これだけ喋ることが久しぶりだったからか、喉がつっかえて咽せてしまった
その衝撃が傷ついた肋骨に響いて痛い…
「ごめん喋らせすぎた!?
…もう話さなくて大丈夫だよ。ちゃんと信じたから。
もう部屋に戻れるんじゃないかな、一回横になろう」
そう言って私を部屋まで運んでくれた
「大丈夫…?しんどくない?」
「はい、すみません…」
せっかく空さんに気持ちを伝えられたのに、タイミングが悪い。
「…みおさん、俺が喋っても無理に話さなくて大丈夫だから。いいね?」
空さんに念押され、頷くしかなかった