2度目の忘れられない恋






「…立てるかな、」

どうしても自力で立てるようになりたくて。
誰かに助けてもらい続けることに罪悪感を感じちゃうんだよね、


「あんまり無理するなって。大丈夫か?」


「祥吾…」


なんだろう、昨日おとといあったばかりなのにすごく久しぶりに感じる

…そうだ。私祥吾に言わないといけないことがあるんだ。


「…あの、あのね祥吾!話したいことが…うわっ!!」

手すりを離してしてしまってバランスを崩す


「っぶね…、大丈夫か?痛い?」


しっかりと私を受け止めてくれる

…いつも通り。いつも通りの祥吾だから、

優しいから…言えなくなっちゃうじゃん、。


椅子に座らせてくれて優しく聞いてくれる

だから、優しくしないでってば。


「…あのね、私、」

「三影さんと付き合ったんだよね」



え…



「…なんで、」


「昨日、空さんが会いたがっているって来太君に言われたんだ

それで聞いた」


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