2度目の忘れられない恋
最後の方は、自分でもわかるくらい声が震えていた
…ちゃんと伝わってたかな。
「…本当、そういうところが好きなんだよな〜笑」
「…えっ、しょ、祥吾?」
祥吾は怪我をしているところ避けるようにして、私を抱きしめた
「…これで最後だから。30秒だけ、」
「…うん。」
ぴったり30秒経った時、私をゆっくり離した
「…俺の人生からみおが消える事はない。
すぐに諦められるほど、軽く無いから…
みおが迷惑じゃなかったら、まだ…好きでいてもいい?」
赤くなった目を細めて笑顔を見せてくれる
「…もちろん」
「ありがとう。
…あと、もう一つわがまま言っていい?」
「いくらでも言って」
「…これからも、幼馴染として、仲良くしてくれる?」
それは、それは私がお願いしたい事だった。
そんなお願い、してもいいのかわからなくて…
でも、良いよね…?
「うんっ、よろしくね」