2度目の忘れられない恋




「…もう行くの?」


「もう行きますよ?笑」


「早くない?だって10時からでしょ?まだ早いよ〜」


現在7時半。撮影現場が少し遠いのと、久しぶりの現場に緊張しているので

慣れようと、早めに行くことにした


「俺今起きたとこ。」


「存じ上げてます笑」

最近は私がずっと家にいたから、

空さんの仕事を見送ったり、迎えられていたけど、


今日から私の仕事が始まるので、見送ることができない

それプラス、起こさないほうがいいかなぁ…と

ギリギリまで空さんを起こさなかったため、少し拗ねられています…笑


「後何分?」


「あと5分で出ます!」

マネージャーの愛奈さんがもうそろそろ着くと言うことで

もうすぐ出る時間になる



「…じゃあキスして。それで我慢する」

私の背丈に合わせてしゃがんだ空さんの唇に軽めなキスをする


「これでいいですしょう、か?」

自分からキスする人ってすごいね…めっちゃ恥ずかしい…


「短い。まだ足りないんだけど」


「えっ、ちょ…」

キスしてと頼まれたのに、結局は自分からしちゃう空さん

長くて苦しいけど、本当は嬉しいっていいうのは内緒ね。



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