2度目の忘れられない恋
「こちらは?」
「あ、私が連れ去られた時に通報して下さった、大迫さんです」
「あぁ…!!あなたが…。本当にありがとうございました
僕、みおさんとお付き合いさせて頂いている三影と言います」
「よく存じ上げております。」
2人はお互いにぺこぺこお辞儀をして
大迫さんがそっと私に耳打ちした
「…この方が、例の会いたかった方?」
と、少し楽しそうに。
「…はい。大迫さんはどうですか?会えていますか?」
「僕は今、振り向かせるのに必死。笑
もう少し時間がかかりそうだよ」
と言う表情はどことなく嬉しそう。
「お互いに、幸せになろうね。
そうだ、実は僕、父の会社から独立して事業をすることになったんだ」
私たちに少し変わった名刺を渡してくれる
「凄いですね…」
仕事の内容は私たちには少し難しかったけど、大迫さんが楽しんで仕事をしていることがすごく伝わった