2度目の忘れられない恋
「いつか大成功した暁には、お2人にCMをお願いしますね!笑
では…私はこれで。どうか、お元気で」
「ありがとうございます!」
スマートに病室から出ていくのを見送ると、少し拗ねた顔の空さんが振り向いた
「さっき…何話してたの?」
「へ…?あ、あー笑」
あなたに会いたかったっていう話をしてたなんて
恥ずかしくて本人に言えません。
「秘密でーす。笑」
「なぁんでよー」
「何でもでーす。ほら、早く行きましょ!
予約の時間過ぎちゃいます」
どう、今日は2人のお休みが合ったので
美味しいものでも食べに行こうってなった
少し不服そうな空さんの腕を引っ張って車に向かう
「おみせ、どんなところなんですか?」
「…秘密。行ってからのお楽しみ」
まだ拗ね気味だったけど、しっかり助手席のドアを開けてくれる
「空さん」
「んー?」
運転をする綺麗な横顔を見ていると伝えたくなる