2度目の忘れられない恋
「みおさん!!」
車の明かりに目を向けると、三影さんが走ってきてくれた
「…三影さん、」
「取り敢えず車乗って、病院…行った方がいいか、」
「…いやっ、家で大丈夫です、」
そう言うと私を抱きかかえて車に乗せ、家まで連れて行ってくれた
「家入っても大丈夫?」
「はい、」
家に着いたことに安心したのか、一気に力が抜けてしまう
「…おっと、大丈夫?風邪かな、」
「熱は、ないと思うんですけど…
朝からめまいが酷くて…すみませんご迷惑を、」
よろけた私の肩を抱きとめてくれる
「全然迷惑だなんて思ってないから。
それに今はそんな事より、自分の体の事心配して?」
「はい…」
「あと自分じゃわかんないかもだけど
熱、あるんじゃない?」
熱なんて…