君の笑顔は、俺が絶対守るから。

「……おう。一ヶ月無事乗り切るために、同居のことは秘密って約束、忘れんなよ」

「うっ。わかってるよ。でもうっかり言っちゃいそうでこわい」


素直にそう言えば、あきれた顔をされた。


「おい。秘密って言いだしたのはお前だろうが」

「そうだけど~」

「しっかりしてくれ」


一ノ瀬くんは絶対うっかりしゃべっちゃうなんてこと、なさそうだもんね。

高橋くん相手でも、秘密はしっかり守りそう。

男同士だし、内緒にしてる罪悪感とかはあまりないのかもなあ。


そのあとひとりでお風呂に入ったんだけど、忘れかけていた一ノ瀬くんの裸(パンツあり)を思い出してしまい、のぼせそうになったのだった。



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