君の笑顔は、俺が絶対守るから。
*
帰りは京子さんに頼まれて、一ノ瀬くんと駅前のスーパーに寄った。
【買い物は梓ちゃんにお願いするけど、荷物は全部千秋に持たせていいからね(ハート)】
とメッセージにあって不思議だったんだけど、前に京子さんにおつかいを頼まれたけど、買ったものがことごとく微妙に違っていてあきれられたことがあるらしい。
牛豚合いびき肉を頼まれたのに、買っていったのは豚ひき肉とか。
中濃ソースを頼んだのに、ウスターソースを買っていったりとか。
それで信用を失いまったく買い物を頼まれなくなったそうだ。
「たいして変わんなくね?」
さっそく小麦粉と強力粉を間違えそうになった一ノ瀬くんが、カートを押しながら面倒そうに呟く。
「いやあ。似てるけど、ちょっと……かなり違うんだよ」
「わからん。文句言うなら自分で行けっつーの」
私がカゴに入れていくものを、興味がなさそうに見てはそう繰り返す一ノ瀬くん。
帰りは京子さんに頼まれて、一ノ瀬くんと駅前のスーパーに寄った。
【買い物は梓ちゃんにお願いするけど、荷物は全部千秋に持たせていいからね(ハート)】
とメッセージにあって不思議だったんだけど、前に京子さんにおつかいを頼まれたけど、買ったものがことごとく微妙に違っていてあきれられたことがあるらしい。
牛豚合いびき肉を頼まれたのに、買っていったのは豚ひき肉とか。
中濃ソースを頼んだのに、ウスターソースを買っていったりとか。
それで信用を失いまったく買い物を頼まれなくなったそうだ。
「たいして変わんなくね?」
さっそく小麦粉と強力粉を間違えそうになった一ノ瀬くんが、カートを押しながら面倒そうに呟く。
「いやあ。似てるけど、ちょっと……かなり違うんだよ」
「わからん。文句言うなら自分で行けっつーの」
私がカゴに入れていくものを、興味がなさそうに見てはそう繰り返す一ノ瀬くん。