君の笑顔は、俺が絶対守るから。
*
今日も不埒な男が、私の可愛い小鳥に近づいてきた。
「松井さーん。これ、ノート集めてるんだよね?」
でれっと鼻の下を伸ばしたクラスメイトの男子が、数学のノートを差し出す。
それをにこやかに受け取ったのは、私の幼なじみで親友の、松井小鳥だ。
「うん。ありがとう、山田くん」
ふわふわの長い髪を揺らして小鳥が微笑めば、見惚れない男はいない。
案の定、ノートを差し出した山田だけでなく、周りにいた男子も小鳥に目を奪われ、そろってマヌケな顔をさらしている。
「あ、あのさ! ノート運ぶの、俺、手伝おうか!」
「え? ううん。そんな、悪いよ」
「だって松井さんみたいなか弱い女子が運ぶの、大変じゃん?」
「大丈夫。私、こう見えても力持ちなの。でもありがとう」
小鳥はこうしてきちんと断っているのに、山田はしつこく「遠慮しないで!」と食い下がる。
可愛い小鳥に近づきたくて、男子はみんな必死なのだ。
そしてここで、私の出番である。
今日も不埒な男が、私の可愛い小鳥に近づいてきた。
「松井さーん。これ、ノート集めてるんだよね?」
でれっと鼻の下を伸ばしたクラスメイトの男子が、数学のノートを差し出す。
それをにこやかに受け取ったのは、私の幼なじみで親友の、松井小鳥だ。
「うん。ありがとう、山田くん」
ふわふわの長い髪を揺らして小鳥が微笑めば、見惚れない男はいない。
案の定、ノートを差し出した山田だけでなく、周りにいた男子も小鳥に目を奪われ、そろってマヌケな顔をさらしている。
「あ、あのさ! ノート運ぶの、俺、手伝おうか!」
「え? ううん。そんな、悪いよ」
「だって松井さんみたいなか弱い女子が運ぶの、大変じゃん?」
「大丈夫。私、こう見えても力持ちなの。でもありがとう」
小鳥はこうしてきちんと断っているのに、山田はしつこく「遠慮しないで!」と食い下がる。
可愛い小鳥に近づきたくて、男子はみんな必死なのだ。
そしてここで、私の出番である。