君の笑顔は、俺が絶対守るから。
私の親友は本物の妖精さんかもしれない。
キラキラ輝く癒しの鱗粉が私には見える。見えるよ。
「でもね、そのお家には男の子がいるんだよね。まだ小学生なんだけどさ。上手くやっていけるか不安で不安で」
お世話になる身だから失礼なことはできないし、どうしよう。
不安で仕方なく、ぽろぽろと弱音をこぼしていると、小鳥とミーナは顔を見合わせた。
「……アズにゃん。それってチャンスじゃない?」
「はあ? チャンスって……いったい何の?」
「男嫌いを克服するチャンスに決まってるじゃん!」
力のこもったミーナの言葉に、一瞬思考が停止した。
男嫌いを克服……?
「い、いや……いやいやいや。どうしてそうなるの?」
「だって相手は小学生なんでしょ? そのくらいの子なら、そんなに男くさくはなってないだろうし。」
「えー……? そうかなぁ」