君の笑顔は、俺が絶対守るから。
まあ少なくとも、痴漢とか、そういうことはないっていう安心感は持てるかもしれない。
でも小さくたって、男は男だし。
「私もそう思う。好き、とまではいかなくても、男の人に慣れることはできるかもしれないじゃない?」
「小鳥……」
「でも、どうしてもムリだと思うなら言って? うちに1ヶ月泊まれるように、親に交渉してみるから」
小鳥の言葉に驚いて、まじまじと小鳥の愛らしい小さな顔を見つめる。
いったいこの子はどこまで心優しいんだろう。
妖精なうえに聖女? 聖女なの?
「ほーんと小鳥はアズにゃんに甘いんだからなぁ」
「そんなこと言って、ミーナもご両親にお願いするつもりでしょう?」
小鳥に笑われ、ミーナは「まあね」と軽く肩をすくめた。
「そこの男の子がどうしようもない悪ガキだったらアズにゃんがかわいそうだしね」