くっつき虫


「美波、お前おもしろいね。最高」




耳元でささやき声は反則です!!
やばいよお~…



「だっ、だってさあ~…
帰ってきていきなり
ベッドに向かうからさっ…
あたしてっきりそうだと…」


うろたえるあたし。
対して笑う陸。



「残念だったねえ。
答えは何だと思う?」

「え?何だろ…陸って
何かんがえてんのか
ぜんぜんわかんないんだもん」


陸は、ふっと笑って
ゆっくり話し始めた。



「今日さ、会社で色々あってさ…
なんだか疲れたんだよな。
いつもなら酒でごまかすけど
急にお前の顔見たくなって。」


少し顔を火照らせて
照れながら言う。

やばい、可愛い。



「陸、顔赤いよ。」

「さ、酒飲んだからだよ。」



慌てて言い訳する陸。

そんなとこも最高に好き。

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