ハニーレモンの太陽。
電車に揺られること10分。
学校の最寄り駅、朝日駅のホームが見えた。
降りる準備をして、扉の前に立つ。
ふと顔を上げると、扉越しに彼と目があった。
(っ…!)
バッと目をそらし、扉が開くと同時、私は小走りで改札へ急いだ。
優しい顔をしてた。
扉から外を眺める彼の顔は、どこか寂しそうだったけど、さっき目があったときの顔は、とても優しそうだった。
たまたま今日乗っただけだろうし、どうせもう会うことはない。
同じ学校だとしても、見たことないんだから他学年だろう。
もう忘れよう。何も考えるな。
自分にそう言い聞かせてスクールバッグを持ち直し、学校への道を歩き出した。
学校の最寄り駅、朝日駅のホームが見えた。
降りる準備をして、扉の前に立つ。
ふと顔を上げると、扉越しに彼と目があった。
(っ…!)
バッと目をそらし、扉が開くと同時、私は小走りで改札へ急いだ。
優しい顔をしてた。
扉から外を眺める彼の顔は、どこか寂しそうだったけど、さっき目があったときの顔は、とても優しそうだった。
たまたま今日乗っただけだろうし、どうせもう会うことはない。
同じ学校だとしても、見たことないんだから他学年だろう。
もう忘れよう。何も考えるな。
自分にそう言い聞かせてスクールバッグを持ち直し、学校への道を歩き出した。