赤黒マフィアの色恋模様

「〈吸血鬼〉は最近、現れるようになった、力の1種と考えられています。」

「けれど、〈吸血鬼〉は過去の西洋でも現れた伝説があります。それは、本当に、〈吸血鬼〉だったとして、何故、一旦姿を消し、また、現代に姿を現したのか。」

「そも、〈吸血鬼〉は皆が思う、血を吸い、血を武器にする、オーソドックスな力とあと1つ力があることが研究で分かっています。勿論、非合法な研究です。」

「力は1人1つ……。それは有名な話です。なのに、〈吸血鬼〉と呼ばれる力の持ち主はそれを裏切っています。」

「自分が〈吸血鬼〉であり、それが、血関係の力は手に入れて当たり前、力はそれ以外が付けられたものだと、語る〈吸血鬼〉もいたとかいないとか。」

「ま、どれも眉唾物なのですが、〈吸血鬼〉はいると確実に言えますね」

「それがいつ生まれたのかは分かりませんが」