月夜の砂漠に一つ星煌めく
Ⅳ
アリアと毎日会うようになって、周りの反応も、変わり始めた。
最初に変わったのは、ハーキムだった。
「ジャラール様。この頃、星の間に熱心に、通われているそうですね。」
『…ああ、そうだな。」
「星は……そんなに、綺麗ですか。」
後ろから付いてまわるハーキムを、初めて煩いと感じた。
「ああ、とても綺麗だ。」
「そんなに、魅力的な星ですか?」
俺は、後ろを振り向いた。
「……何が言いたい?」
ハーキムは、アリアの事を知っていると、思った。
「皆、心配しております。王子は、踊り子にのめり込んでいると……」
なぜ、踊り子だと分かったのか。
「だから何だと言うのだ。踊り子だから、恋人にしてはダメだと言う規則はないだろう。」
開き直って、アリアに会う事を、正当化してみた。
「やはり、本当だったのですね。」
「えっ……」
俺は、ハーキムを見つめた。
「ただの噂だと、思っておりましたが……」
最初に変わったのは、ハーキムだった。
「ジャラール様。この頃、星の間に熱心に、通われているそうですね。」
『…ああ、そうだな。」
「星は……そんなに、綺麗ですか。」
後ろから付いてまわるハーキムを、初めて煩いと感じた。
「ああ、とても綺麗だ。」
「そんなに、魅力的な星ですか?」
俺は、後ろを振り向いた。
「……何が言いたい?」
ハーキムは、アリアの事を知っていると、思った。
「皆、心配しております。王子は、踊り子にのめり込んでいると……」
なぜ、踊り子だと分かったのか。
「だから何だと言うのだ。踊り子だから、恋人にしてはダメだと言う規則はないだろう。」
開き直って、アリアに会う事を、正当化してみた。
「やはり、本当だったのですね。」
「えっ……」
俺は、ハーキムを見つめた。
「ただの噂だと、思っておりましたが……」