「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
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一方その頃、レナさんはネイルサロンにて仕事をし始めていた。

「ゆめちゃん、おはよう!」
「おはよう!レナさん!」

今日は昼前に友人のゆめちゃんがネイルの予約を入れてくれた為に、レナさんは張り切っていた。

ネイルサロンの店内は清潔感ある白を基調としていて、 有線が流れ、女性客が過ごしやすい環境に整っている。

今は冬で寒い為ヒーターの傍の席で施術を始めた。

「今朝ね、青山くんの看板がある美容院の前通ってきたんだー。」

ゆめちゃんの開口一番に、"青山"の言葉。
それに反応したレナさんがフリーズした。
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