「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
ーガシャン…ッッ!!

「え……?」

俺の気持ちを代弁するかのように、
ゆめちゃんが持ってた空のお盆を落とした。

[職場の同僚から本部に電話があってな。
兎に角、彼女の職場まで来い!]

「…っ分かった…。」

携帯を持つ手が震える。
レナさんが失踪……??
何があったんだ?
事故?それとも誘拐?

俺の脳内がとんでもなくパニックを起こして
体が冷えていくのを感じた。

ふと、俯く俺の両頬に温度を感じて見上げると
ゆめちゃんが真面目な表情で俺を見つめてる。
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