「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
「分かった。何者かは調べる。
レナさんは無事なのか?!」

『無事ダヨ!今ハネ!
起キテルカラ、代ワッテアゲル!』

向こうからノイズがすると、
レナさんの少し震えた息遣いが聞こえた。

『…遥斗、ごめんなさい。』

「レナさん!ケガは?!何かされたの?!」

『大丈夫…睡眠薬嗅がされただけよ。
遥斗よく聞いて。コイツに逆らったらだめ。』

俺が返事する間もなく、またノイズが入った。

『ネ、無事ダロ?』

「レナさんに何かあったら許さないからな?!
目的はなんだ?」

すると、奇妙な笑い声がした後
例の"予言"の話が挙がった。
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