「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
「そう思われても仕方ないんぢゃない?」

俺は仕事に行く為ジャケットを羽織り、
冷たく言い放った。

「……遥斗のバカ!!」

「痛っっ!!?」

玄関で靴を履いてると、まさかのお玉を放り投げられて俺の頭に命中した。

「それでも警察!?バカぢゃないの?!
私達の様子見たんならもっと観察するべきだったわね!!」

「バカはどっちだよ!行ってきます!!」

結局俺達はこの日、仲直り出来ないまま
お互い仕事へ向かったのだ……。
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