「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
19時になる頃には、円香の方は赤いドレスを着て客をもてなす姿がすっかり板についていた。
キャストの先輩達のサポートもきちんとこなしている。
「"斗真"くんの妹、いい仕事してるわよ。」
忍の横につきカウンターに立っていると、
雅ママが俺に耳打ちしてきた。
「…兄として光栄です。」
明るいキャラはお客さんにも好評で、
いつになく円香も楽しそうにしている。
そんな姿を見ていると、俺はレナさんが「EDEN」に居た頃の事を想像した。
レナさんはどんなドレスを着ていたのだろう?
どんな接客をし、どんな風に受け答えしていたのだろう?
思えば俺は、ここに居た頃の彼女を殆ど何も知らないんだ…。
キャストの先輩達のサポートもきちんとこなしている。
「"斗真"くんの妹、いい仕事してるわよ。」
忍の横につきカウンターに立っていると、
雅ママが俺に耳打ちしてきた。
「…兄として光栄です。」
明るいキャラはお客さんにも好評で、
いつになく円香も楽しそうにしている。
そんな姿を見ていると、俺はレナさんが「EDEN」に居た頃の事を想像した。
レナさんはどんなドレスを着ていたのだろう?
どんな接客をし、どんな風に受け答えしていたのだろう?
思えば俺は、ここに居た頃の彼女を殆ど何も知らないんだ…。