「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
だが陽気になってきたお客さんが、円香の肩に手を回して絡み始めた。
「あっ…!ちょっと!」
俺が即止めに入ろうとカウンターから出ようとすると、忍くんに引き留められた。
「焦るな。」
「でも……っっ!」
忍くんが顎で「見ろ」と促してきた。
「もう楽しくなってきたんですかー?
しょうがないなぁ、ほらネクタイおでこにつけてあげますよー!」
円香は肩に回された手を自然にのけると、
お客さんを後ろに向かせネクタイをキツく頭に結んでいた。
「あの子経験者って位、交わし上手いね。
そんなに心配しなくても大丈夫だよ?お兄さん。」
「…意外な一面だ。」
「あっ…!ちょっと!」
俺が即止めに入ろうとカウンターから出ようとすると、忍くんに引き留められた。
「焦るな。」
「でも……っっ!」
忍くんが顎で「見ろ」と促してきた。
「もう楽しくなってきたんですかー?
しょうがないなぁ、ほらネクタイおでこにつけてあげますよー!」
円香は肩に回された手を自然にのけると、
お客さんを後ろに向かせネクタイをキツく頭に結んでいた。
「あの子経験者って位、交わし上手いね。
そんなに心配しなくても大丈夫だよ?お兄さん。」
「…意外な一面だ。」