「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
「牙をむく」
時刻、21時55分。
しまった。完全に騙された。
難波さんの席を見ると、まりあさんが居なくなっていた。
「まりあさんは!?」
他のキャストに声を掛けると控え室を指さした。
「雅ママが急に気分悪くなって、まりあが看てくれてるよ。」
俺は円香と顔を見合わせると、2人で控え室のドアを叩いた。
「まりあさん!出てきてください!」
俺達の様子を見て、店内がざわついた。
「おい、何やってる!?客に迷惑だからやめろ!」
黒田代表が慌てて俺達を止めに入った。
「いや!雅ママ!やめてっ!」
中からまりあさんの抵抗するような声が聞こえてきたので、俺は無理矢理ドアを開けようと体当たりをかました。
しまった。完全に騙された。
難波さんの席を見ると、まりあさんが居なくなっていた。
「まりあさんは!?」
他のキャストに声を掛けると控え室を指さした。
「雅ママが急に気分悪くなって、まりあが看てくれてるよ。」
俺は円香と顔を見合わせると、2人で控え室のドアを叩いた。
「まりあさん!出てきてください!」
俺達の様子を見て、店内がざわついた。
「おい、何やってる!?客に迷惑だからやめろ!」
黒田代表が慌てて俺達を止めに入った。
「いや!雅ママ!やめてっ!」
中からまりあさんの抵抗するような声が聞こえてきたので、俺は無理矢理ドアを開けようと体当たりをかました。