「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
「………っうぇ…っっ!!!」

「!!?」

レナさんは洗面所に走ると、
嗚咽して吐く声だけが聞こえてくる…。

「れ、レナさん?…大丈夫?」

「だっ!大丈……ぉぇええーっ!」

甘いムードはなくなったが、兎に角今はレナさんが心配で背中をさすりに行く。

一体突然どうしたんだ?

誘拐されてた時、
何か悪いものでも食べてしまったのか?!

それとも俺からまさかの口臭…!?

それとも…………

「あれ……?」

まさか、これは……
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