ホワイトデーの告白

僕が好きになったきっかけは、1年前の2月14日バレンタインのときのこと、あのときの僕は、まだダサい男で誰にもモテなかった。そんな僕にも、好きな人がいて手作りのチョコをあげたら、
「男がチョコを作るなんてキモい。」という理由でフラれ、チョコも受け取ってもらえなかった。



僕はそれが悲しくて、学校の帰り道泣きながら帰っていると……

「同じクラスの次郎君だよね？なんで泣いているか知らないけど、大丈夫？」

美咲が初めて僕に声をかけてくれた。

「僕ね、好きだった子に、フラれてね。チョコも受け取ってもらえなかったんだ。」

「そうなんだね。つらかったこと聞いてごめんなさい。もしそのチョコ持って帰るのつらかったら、私がそれをもらってもいい？」

「いいよ。僕が持って帰って食べるのは、つらかったからありがとう。」

そしてチョコを渡して帰った。彼女が振り向いて笑顔を見せたとき僕は運命を感じた。