僕は君に永遠の夢を見る
でも、所詮それは今の私とっては、ただの過去だ。

これから死にゆく奴には関係ない。

「すー…はー……」

もう一度深く呼吸をする。

決心が鈍らないように。

「よし、行こう」

小さく決意して鉄の柵に足をかける。

ゆっくりと柵を上る。

私の今を刻むように。

ようやく、上にまで来た。

さぁ、飛ぼう。

そう思った時ーーー。
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