私。
めんどくさい。

「オマエ、なんか無理。っつーかよく告れたな。その顔でエライ!」

なにそれ。エライ?その顔で?私がブスって言いたいの?

んまぁ、否定はしない。

153㎝ 58㎏。 みにくいこのカラダ。 ブラとパンツ。涼しいカッコで鏡をのぞく。

『ハァ・・・。』
相変わらず変わってない自分のカラダにため息。
むしろ、太った?
太もも、ヤバ!

ヤセなきゃフラれる。

そんなこと分かってる。

なんで、

なんで、

じゃぁなんで好きな人ができんの?

ただ、

ただ告ったらフラれるの分かってるクセに。

『グスッ』

『ハァー』

なんか泣けてくる。

でも、
『ハハッ・・・。』
それとおんなじくらい笑えてくる。

この、◆笑い◆はどっから来てんだろ? 心あたりが全く無い。 デブだから? ブスだから? ブスのことを好きな人なんて、居ない。

少女マンガは私をいじめる。

だから、そーゆーのに興味なんてナィ。


『私。変わろ!』


・・・。

めんどくさいし、ムリにきまってる。

『変わる』なんて、ただ疲れるだけ・・・。

「オマエはそのままでぃぃ。」

って、言って。

ウソでもいいから。

誰か私の心にあいた穴をふさいで。

ムリなら、私の心取ってもぃぃよ。
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop