【短】abyss
「オレに出来ることなんてたかが知れてるけどね…でも、やっぱり気持ちに嘘はつけないから」

「ハル…ふふ…そう。……何時までも子供じゃないってことね…」

「早くオレ無しじゃいられなくなってもらえるように、精々頑張るよ…」


蝶のようにあちらこちらを優雅に飛び回る貴女より。
オレの腕の中だけで、熱くなる貴女が欲しいんだ。

貴女の為なら、その足元へ跪いて愛を誓ったって構わない。
貴女を満足させられるように、幾らだってゼロから始められるから…。
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