オレ様御曹司 と 極上KISS
お風呂に浸かってしみじみ考えた。

1年なかったってことは、1年前からすでにカレシと親友に裏切られてたってワケだ。

よく考えれば考えるほど笑えてくる・・・
自分のバカさ加減に・・・。

まぁ・・いいか。
浮気するオトコなんてこっちから願い下げだし。

そもそも、わたしほんとに恭介を愛してたんだろうか?
別れて傷心のわたしをたまたま慰めてくれたオトコにほだされてしまっただけ?

優しいだけのオトコ。
蒼大が言った言葉が心の中にのしかかる。

わたしが優しさに甘えてただけ?
そもそも愛するって何?

わからなくなってきたので考えるのをやめた。


明日から仕事がんばろ。

ま、わたしには蒼大っていう家族もいるし。
仕事もあるし・・・。


お風呂を上がると蒼大はもう寝室に入ってしまっていた。

もうわたしがこれ以上話したくないだろうと察した蒼大の配慮だ。


ほんとできた弟だ。
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