オレ様御曹司 と 極上KISS
◇
次の土曜日、翔は早く起きてわたしをアクセサリーショップに連れ出した。
「ほら、どれがいい?」
「え?」
「ペアリング。買うんだよ。」
「翔・・・。でも・・・。」
「会社では付けられないし、チェーン買うから首につけとけ。
俺もそうする。」
店員さんが何種類かのリングをウインドウから出してくれた。
「俺たちは何があっても気持ちはひとつだから。そうだろ?」
「うん。そうだけど・・・。」
わたしたちはシンプルなデザインのものを選び、同じものを左手の薬指にはめてショップを出た。
そしてそのままマンションに戻り指輪をはめたまま愛し合った。
「明日見合いだけど、これ首につけてくから。
絶対俺は爺さんには屈しない。
そこは譲れない。」
「うん。」
わたしは翔の愛を全身で感じようと必死だった。
翔の全てを覚えておきたい。
もしかしたらこれで最後かもしれないから・・・。
次の土曜日、翔は早く起きてわたしをアクセサリーショップに連れ出した。
「ほら、どれがいい?」
「え?」
「ペアリング。買うんだよ。」
「翔・・・。でも・・・。」
「会社では付けられないし、チェーン買うから首につけとけ。
俺もそうする。」
店員さんが何種類かのリングをウインドウから出してくれた。
「俺たちは何があっても気持ちはひとつだから。そうだろ?」
「うん。そうだけど・・・。」
わたしたちはシンプルなデザインのものを選び、同じものを左手の薬指にはめてショップを出た。
そしてそのままマンションに戻り指輪をはめたまま愛し合った。
「明日見合いだけど、これ首につけてくから。
絶対俺は爺さんには屈しない。
そこは譲れない。」
「うん。」
わたしは翔の愛を全身で感じようと必死だった。
翔の全てを覚えておきたい。
もしかしたらこれで最後かもしれないから・・・。