オレ様御曹司 と 極上KISS
◇
「社長より頼まれまして、書類をお届けにまいりました。」
会長宅ははっきり言って初めてだったし、社長の書類なんてなかったけど、わたしはひとりで会長宅にやってきて、チャイムを押した。
翔がほんとに来るのかどうかも、いつ来るのかもわからなかったけれど・・・
待ってるなんてもう限界もいいとこだった。
「かしこまりました。お待ちください。」
チャイムの向こうに聞こえるのはお手伝いさんらしき女性の声。
そして、待つこと3分。
50代くらいのお手伝いさんと思しき女性が出てきた。
「くれぐらも直接お渡しするようにと仰せつかっておりますので・・・。」
わたしは厚みのある封筒をチラつかせた。
「旦那さまに確認してまいりますので少々お待ちくださいませ。」
会長宅は静観な住宅街にあり、大きなもう結構古いお屋敷だった。
もどってきたお手伝いさんは奥に入るようにわたしを促し、わたしを客間らしき場所へ案内した。
入ると誰もいなかったけど、壁にはこの屋敷にはふさわしくない安っぽい絵画が飾られている。
あ・・・この絵・・・。
しばらく、その絵を眺めていたら会長が入ってきた。
「社長より頼まれまして、書類をお届けにまいりました。」
会長宅ははっきり言って初めてだったし、社長の書類なんてなかったけど、わたしはひとりで会長宅にやってきて、チャイムを押した。
翔がほんとに来るのかどうかも、いつ来るのかもわからなかったけれど・・・
待ってるなんてもう限界もいいとこだった。
「かしこまりました。お待ちください。」
チャイムの向こうに聞こえるのはお手伝いさんらしき女性の声。
そして、待つこと3分。
50代くらいのお手伝いさんと思しき女性が出てきた。
「くれぐらも直接お渡しするようにと仰せつかっておりますので・・・。」
わたしは厚みのある封筒をチラつかせた。
「旦那さまに確認してまいりますので少々お待ちくださいませ。」
会長宅は静観な住宅街にあり、大きなもう結構古いお屋敷だった。
もどってきたお手伝いさんは奥に入るようにわたしを促し、わたしを客間らしき場所へ案内した。
入ると誰もいなかったけど、壁にはこの屋敷にはふさわしくない安っぽい絵画が飾られている。
あ・・・この絵・・・。
しばらく、その絵を眺めていたら会長が入ってきた。