音楽と私
お昼休みは、心愛と隼人と一緒に過ごしました。
さっきの人達の話を”気にしてない”と言えば嘘になります。
気にしてます。

この先何があるのか分かりませんけど、私は私が信じたものに従います。
きっとそれでいいんです。それで…………

「おーい、響大丈夫?響〜」

と、心愛が言ってくれます。

「…………は、はい。だ、大丈夫です。」

と、私は無理して笑います。

「響ちゃん、大丈夫ですか?」

隼人も心配してくれて声を掛けてくれました。

「はい。少し考え事してました。」

友達………って……………

「………何かあったら言うんだよ。」

「………そうそう、僕達は友達なんだからねニコツ」

「はい!」

気の所為でしょうか。2人の返事に少し間があったような気がします。きっと気の所為ですよね。
< 47 / 124 >

この作品をシェア

pagetop