音楽と私
「本当の君は今、どこにいるのですか?」

「オレの体は今、病院で眠っているよ。精神だけ、君の中にいる。君を救うために、ここにいる。だから、真実を思い出して。」

「真実……」

オレは響を離す。そして、伝える。

「隼人も心愛も今思い出している途中だから。ね、頑張ろう!響。」

「はい。」

響はニコって微笑む。それは、とても可愛い笑顔だった。

「ピアノ……今度はオレも弾くから。一緒に」

辞めたと思ってたピアノを君がオレにまた奏させてくれたんだ。だから、今度はオレも弾くよ。君と………君たちと一緒に。

「はい!一緒に」
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