音楽と私
〜30分後〜

お前、まだ居たのかよ。なんなんだよ、お前は………

ア゛ーもう、分かった、聞いてやるよ。

だから、オレの質問にちゃんと答えるんだ。
いぃなぁ!

「はじめに、お前は誰だ?」

「僕の名前は赤城隼人(あかぎ はやと)。」

「赤城か……」
「聞いたことがあるな………確か……
音楽一家で有名な所だったはず。神崎家と並ぶ……」

「そうです。」

「赤城家と神崎家は、昔からライバル関係だったらしいんです。まぁ、僕には関係ないことなんですけどね」ニコッ

此奴……目が笑ってないな。

「あー、そーいえば、僕は音楽学校に通っています。神崎響って子と同じクラスです。」

「えっ!?響と同じ学校で同じクラスなのか……」

音楽一家のお坊ちゃま(隼人)が、なぜオレにそんなことを言うんだろうか。

それより、なぜ隼人はここに居るんだ…


「2つ目の質問。お前は、なぜここに居る?」

「それは、あなたに会いたかったからですよ。
○○○さん♡」

「キ、キモイ」

ガチでヤバいぞ。

「酷いですね笑まぁ、冗談ですけど」
「本当は友達になりたいんですよねー。あなたと響ちゃんと」

「まぁ、本当の理由はまだあるんですけど……」



「オレと響と、友達になりたいだって」

・・・

「ハハッハハッハハッハハッハハッハハッノ ヽノ ヽッノ ヽ/ \ッ/ \/ \ッ……ハァお腹痛い……」

久しぶりだな。こんなに笑ったの。
「お前、面白いな。イイぜ、お前と友達になってやる。」

「お前じゃない。隼人な。」

「生意気なやつ」

「またな、○○○」

「フンッ!じゃあな。次はオレの邪魔するなよ」


変なやつだな。赤城隼人ってやつは。
これから、楽しめそうだ。
まだ、聞きたいことあったのに………まぁ、いっか
何だか、近いうちに会う気がするし


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