【完】さつきあめ〜2nd〜
沢村の言葉を聞いて、さっきまでの自分の考えが恥ずかしくなった。
けれど、どうしても今はその気持ちを素直に受け取れない。
これからどうやって生きていけばいいかも分からない自分なのだから。
VIPルームに通されると、三浦が座っていた。
地位や名誉、そしてお金を全て手に入れている人はどこか自信に満ちていて、そしてどこか寂し気にも見える時がある。
三浦は最近のお客さんだったけど、明るくて豪快にお金を使う、少し強引なところもあるけれど嫌いにはなれないタイプのお客さんだった。
「やー!さくらちゃん待ってたよ!今日も可愛いね!」
「三浦さんありがとうございます!」
三浦の隣に腰をおろすとおもむろに彼はメニュー表を差し出した。
「何飲む?
俺さくらちゃんの為ならどんなボトルでもおろすよ~!」
「わぁ、嬉しい!てか三浦さん今日めっちゃ酔っぱらってるでしょ?」
「あーばれた??
今日は仕事でちょっといい事があったからさぁ!
シャンパン?ワイン?ばんばん開けちゃって!」
「もぉ……。あたしは三浦さんが会いに来てくれただけでも嬉しいんですから」
「はぁ~!さくらちゃんは本当に上手だなぁ~!
本心でそう思ってくれてるって思っちゃうじゃんか」
「本当に、そう思ってます」
「本心でも嘘でもどうでも良くなっちゃうもんな~!
よし!シャンパンもワインも開けちゃおうな!
暇な女の子も全員場内入れちゃって!」
けれど、どうしても今はその気持ちを素直に受け取れない。
これからどうやって生きていけばいいかも分からない自分なのだから。
VIPルームに通されると、三浦が座っていた。
地位や名誉、そしてお金を全て手に入れている人はどこか自信に満ちていて、そしてどこか寂し気にも見える時がある。
三浦は最近のお客さんだったけど、明るくて豪快にお金を使う、少し強引なところもあるけれど嫌いにはなれないタイプのお客さんだった。
「やー!さくらちゃん待ってたよ!今日も可愛いね!」
「三浦さんありがとうございます!」
三浦の隣に腰をおろすとおもむろに彼はメニュー表を差し出した。
「何飲む?
俺さくらちゃんの為ならどんなボトルでもおろすよ~!」
「わぁ、嬉しい!てか三浦さん今日めっちゃ酔っぱらってるでしょ?」
「あーばれた??
今日は仕事でちょっといい事があったからさぁ!
シャンパン?ワイン?ばんばん開けちゃって!」
「もぉ……。あたしは三浦さんが会いに来てくれただけでも嬉しいんですから」
「はぁ~!さくらちゃんは本当に上手だなぁ~!
本心でそう思ってくれてるって思っちゃうじゃんか」
「本当に、そう思ってます」
「本心でも嘘でもどうでも良くなっちゃうもんな~!
よし!シャンパンもワインも開けちゃおうな!
暇な女の子も全員場内入れちゃって!」