【完】さつきあめ〜2nd〜
その時だった。お店のドアが乱暴に開かれて、大きな声がフロアに響く。
「由真ママー!沢村さん!!ゆりさんが出勤してないってマジ?!!」
勢いよくお店に入っていたのはレイで、すぐさまわたしと由真の前にやってきて問い詰める。
その言葉が1番信じられなかったのは、誰でもないこのわたしだろう。
由真が答える前に、問いかけた。
「レイさん、どういう事?」
「あ!さくらちゃんおはよう!!
出勤前にONEの黒服さんに会って言ってたよ?!
さくらちゃん宮沢さんから何も聞いてないの?
今日は元々宮沢さんの長い付き合いの人たちがONEを団体で使う予定だったから、ゆりさんとゆりさんの取り巻きのキャストも出勤しないからすごい困るって……」
…嘘だ。
そんなのありえない。
「何かちょっと前から連絡つかなくなってるみたいだよ?」
ゆりが七色グループを飛んだ?という事?
あいえない。
朝日にあそこまで拘っていて、別れた後も系列のナンバー1を駆け抜けてきたような人。
そんな人がそんな容易く辞めてしまうわけがない。それも何も告げずに……。
「嘘ですよね?」
由真の顔を見ると、更に困ったような表情を浮かべた。
「由真ママー!沢村さん!!ゆりさんが出勤してないってマジ?!!」
勢いよくお店に入っていたのはレイで、すぐさまわたしと由真の前にやってきて問い詰める。
その言葉が1番信じられなかったのは、誰でもないこのわたしだろう。
由真が答える前に、問いかけた。
「レイさん、どういう事?」
「あ!さくらちゃんおはよう!!
出勤前にONEの黒服さんに会って言ってたよ?!
さくらちゃん宮沢さんから何も聞いてないの?
今日は元々宮沢さんの長い付き合いの人たちがONEを団体で使う予定だったから、ゆりさんとゆりさんの取り巻きのキャストも出勤しないからすごい困るって……」
…嘘だ。
そんなのありえない。
「何かちょっと前から連絡つかなくなってるみたいだよ?」
ゆりが七色グループを飛んだ?という事?
あいえない。
朝日にあそこまで拘っていて、別れた後も系列のナンバー1を駆け抜けてきたような人。
そんな人がそんな容易く辞めてしまうわけがない。それも何も告げずに……。
「嘘ですよね?」
由真の顔を見ると、更に困ったような表情を浮かべた。