【完】さつきあめ〜2nd〜
朝日SIDE②
朝日SIDE
さくら。
そう呼んで、振り向いた時。
一瞬目を疑った。
’朝日’いつかそう俺を呼んだ遠い日の誰かに見えたから。
いつか通り過ぎて行った過去を思い返していた。
「朝日!!」
「うぉい、何呼び捨てしてんじゃ。オーナー様と呼べ」
「あはは~!!そんな柄じゃないでしょー!まるでチンピラみたいな風貌しちゃってさぁ~!
ねぇ、それより見て見てこの髪色ちょ~いい感じでしょ~?」
「くそ馬鹿みてぇ……」
「え~!!!でも光は可愛いって褒めてくれたも~ん!」
「あいつは女を見りゃ誰だって褒めるんだよ」
「朝日は女を見りゃ意地悪ばっかり!!
ば~か!!」
「あぁうるせぇなぁ!!いま俺は仕事してんの!!」
「はいはい~!すいませんでしたぁ~!
あ、朝日あたし今日も同伴ね!」
「お、さすが!どこ食べに行くの?」
「ラーメン!」
「同伴でラーメン?!」
「へっへ~!!いいでしょ~?
ラーメン大好きだしぃ~!」
さくら。
そう呼んで、振り向いた時。
一瞬目を疑った。
’朝日’いつかそう俺を呼んだ遠い日の誰かに見えたから。
いつか通り過ぎて行った過去を思い返していた。
「朝日!!」
「うぉい、何呼び捨てしてんじゃ。オーナー様と呼べ」
「あはは~!!そんな柄じゃないでしょー!まるでチンピラみたいな風貌しちゃってさぁ~!
ねぇ、それより見て見てこの髪色ちょ~いい感じでしょ~?」
「くそ馬鹿みてぇ……」
「え~!!!でも光は可愛いって褒めてくれたも~ん!」
「あいつは女を見りゃ誰だって褒めるんだよ」
「朝日は女を見りゃ意地悪ばっかり!!
ば~か!!」
「あぁうるせぇなぁ!!いま俺は仕事してんの!!」
「はいはい~!すいませんでしたぁ~!
あ、朝日あたし今日も同伴ね!」
「お、さすが!どこ食べに行くの?」
「ラーメン!」
「同伴でラーメン?!」
「へっへ~!!いいでしょ~?
ラーメン大好きだしぃ~!」