【完】さつきあめ〜2nd〜

「ふふ。守られてるようで人は誰かを守ってんのよ。
さぁて、ゆりは勝手に自滅してくれたら楽なんだけど。とりあえず月曜日頼むわ!
元木先生は知っての通り飲める子にならいくらでも落とすタイプだから。さくらちゃんって意外に飲んでも変わらないから助かるわ!」

「はい……」

「とりあえずお疲れ。
明日はゆっくり休むように!」

アフターが入ってなくて、次の日は日曜日。
丸々休みで、この1週間気の抜く事は1日たりともなかった。
そんな今日。久しぶりに綾乃から連絡が入っていた。待ち合わせはトリガー。綾乃たちとゆっくりと話すなんて、いつ以来だろうか。

「さくらー!久しぶり!!」

トリガーに入った瞬間、懐かしい顔ぶれ。
ONEからも高橋や愛とるなが来ていて、ちょっとした七色会になっていた。

「はるなちゃん!お久しぶり!!会いたかったー!!」

「あたしの方こそ会いたかったぁ!!!
え?!何かさくら見ないうちに綺麗になった?!」

「ほんと?!そういえばONEにはるなちゃんのお客さんが何人か来てくれたの!
浅井さんも!はるなちゃんが言ってくれたんでしょ?!ありがとうね!」

「ふっふ~!浅井さんは何だかんださくらお気に入りだからもうさくらの指名客みたいなもんじゃない~!
他のお客さんもさくらと話して楽しかったって言ってた!まぁ…あたしの客くらいじゃONEで1セットくらいしかいれないんだけどね……」

「全然助かってます!
綾乃ちゃんのお客さんも来てくれてるよ!本当にありがとう!」

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