いぢわるな彼

『ここから坂だし
人もあんま通んないから乗れよ』
ソラは後ろを指さしながらいつもの笑顔で言った。


「いやいや…
あたし重いからいいよ」

『バスケ部の力なめんなよ(笑』


必死で断る私を見て
呆れたのか


また
2人で歩き始めた。

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