壊れそうなほど。

昨日と同じように、コンビニのお弁当を布団の上に広げて食べた。遠足みたいで楽しい。家具がほとんどないユキの家には、小さなテーブルすらないのだ。

「ふああぁ~」

「ふぁ……」

ユキの口から大きな欠伸が漏れて、わたしもつられた。せっかく一緒にいられるのに瞼が重い。昨日あまり寝ていない上に、今日外ステではしゃいだせいだ。時間も体力も無限だったらいいのに。

「あーあ、眠いね」

わたしの言葉に、ユキが「ふぁ…」と小さな欠伸で答える。

「もう寝よっか」

「うん」

二人して、のそのそと布団の中に潜り込んだ。

「おやすみ」

ユキはリモコンで明かりを落とすと、何故かわたしに背を向けて、素っ気なく言った。

えー、なんか寂しい。
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