君と近づく春



そんな時、


「高宮さん、もうひと勝負しない?」


仙崎くんが小さな声でそう言った。


「私と?」

「うん、罰ゲームありで」


少し悪戯っぽい顔をしているのがかっこよくて、私は気づけば、「うん」と返していた。




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