赤ワインは食事の後に


付き合いは3年目を迎えていた。
私も30歳を目前にして
決めた一軒家の購入

忠彦も賛成してくれていた





―――――

 「は?この家は私が買ったのよ?」
訴えてみる

「いや、俺の名義にした」

「どういう事?」

寝耳に水

「君の転勤は決まった」


「転勤・・・?」

「4月1日付けで◯◯県のオリエンタルホテル勤務だ」

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