片想いの相手は先生
そんな言葉を聞いて、私の顔は涙でグシャ

グシャだった。先生が涙を拭いながら

「ごめんな。俺、泣かせてばかりだよな」

と言った。

「私こそ泣いてばっかりで…でもそれは
ほとんど嬉し泣きだったからいいんだ」

「先生こそ、私の代わりに謝ってばっかり
だよ。こっちが謝らないといけないの
にね笑」

「あ!そろそろ下校時刻だよ。今日は俺の
車に乗って帰ろう」

「え、ダメだよ。怪我してないし、それに
教師と生徒が…」
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