片想いの相手は先生
「ううん。その逆。感動してた。ていうか
泣いていい話だね、って言っていたよ。
それで、これと伝言を預かった。」

「これ?」

なんだろ…

「ちょっと目、つぶってくれない?」

私は恐る恐る目をつぶった。

首にひんやりとした感覚がした。

「ん。開けていいよ。」

「え?ネックレス?こんな高そうなもの。
いいよ!ていうか私にもらう資格なんて」

「奥さんがね、ネックレスを選びに行こう
って俺が話した後に行ったんだ。それで
二人で選んだ。」
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