片想いの相手は先生
あの子は何にも悪いことなんてない。
これ以上愚痴をこぼしたら本気でキレ
るぞ。わかったな?」

この放送が流れて一瞬沈黙が起こった。

だけど、すぐに女子の悲鳴やいいなと

いう声、男子のセンセーカッケェ!

という声が聞こえてきた。

先生は本部から戻って私の前に立ち

「こういう事だから。周りの愚痴なんて
気にするなよ。もし嫌なことがあれば
すぐに助けを求める。わかった?」

と私の大好きな微笑んだ顔そして、

優しい声で言ってくれた。

体育大会が終わると一年生の女子から

いいなぁ!という声が収まらなかった。

私もとっても嬉しかったよ。先生

やっぱり大好きだよ。
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