片想いの相手は先生
すると先生がまた、私を囲うように立って

「ごめんって笑。はいはい、みんなも笑わな
い。まさか腰抜かすとは思わなかった…」

と言った。嘘だ…まさか先生が消したの?

ありえない。それで先生も笑ってる。

いくら私が怖がりすぎでもやっぱり怖くて

みんなも笑うし悔しかった。

この掃除の時間から少し先生を避けて

しまった。好きな想いは変わらなく心に

あった。けれど恥ずかしくて悔しくて顔を

見ることができなかったんだ。
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