【完】好きよりもキスよりも…
「あやちゃん…………」
じぃっと穴が開きそうなくらい見つめられてるのを、オレも見つめ返してたら、名前を呼ばれて。
ん?と視線で返したら、きゅうっと新條の胸の辺りに回してた手を掴まれた。
オレは、その意図をすかさず理解すると、一応オレ達の周りに人がないことを確認する。
ちゅ
こんな昼間の、こんなに沢山人がいる場所で、新條がキスして欲しいって態度をしてくれるなんて、信じられなかったけど。
でも、キスした後の新條が、幸せそうに微笑んでくれたから、すぐにちゃんとした現実としてオレの中に広がっていった。
「しんじょー……愛してるよ?」
回した腕に少しだけ力を込めて。
風の音で掻き消されてしまうくらい、小さな声で囁いた。
くっついてる所から、想いが伝わればそれでいいから。
「ん。……早く部屋、帰りたい……」
今日は、本当に朱莉サンにヤラれてばっかりなんだけど。
部屋に帰ったら、また補給させてね?
だって、折角の新婚気分だしね。
じぃっと穴が開きそうなくらい見つめられてるのを、オレも見つめ返してたら、名前を呼ばれて。
ん?と視線で返したら、きゅうっと新條の胸の辺りに回してた手を掴まれた。
オレは、その意図をすかさず理解すると、一応オレ達の周りに人がないことを確認する。
ちゅ
こんな昼間の、こんなに沢山人がいる場所で、新條がキスして欲しいって態度をしてくれるなんて、信じられなかったけど。
でも、キスした後の新條が、幸せそうに微笑んでくれたから、すぐにちゃんとした現実としてオレの中に広がっていった。
「しんじょー……愛してるよ?」
回した腕に少しだけ力を込めて。
風の音で掻き消されてしまうくらい、小さな声で囁いた。
くっついてる所から、想いが伝わればそれでいいから。
「ん。……早く部屋、帰りたい……」
今日は、本当に朱莉サンにヤラれてばっかりなんだけど。
部屋に帰ったら、また補給させてね?
だって、折角の新婚気分だしね。