【完】好きよりもキスよりも…
実は…大広間に行く少し前に。
「あー…あやちゃん、お腹減った!ご飯行こう?」
と言ってきた新條。
そんな新條に半分引き摺られるようにして部屋を後にする時。
不意に鼻腔をくすぐったシャンプーの香りに、柄にもなくどきりとしたから、新條をドアに縫い止めるようにして、もどかしいくらいのキスの嵐。
それから、新條が「ばか」って、泣き出すまでキスを貪って、本日何度目かの、新條補給完了。
まぁ、ふにゃふにゃになっちゃった新條から、凄い目で睨まれて、ちょっと反省。
お腹空いてるのに、ゴメンね?と謝ろうとしたら、ほぼ泣き顔で「もう!あやちゃん!」って呼ばれて、殴られるのかな?なんて思いながらも、床に崩れてる新條の前に跪いたら。